小学校の入学準備は何がいる?必要なグッズをチェックしよう
春からはいよいよ小学生。だけれども、小学校への入学手続きなどに追われていて、子どもに持たせる準備品にまで頭が回っていない…そんな方に、入学に向けて新たに準備が必要なもの、代用できるものなどをご紹介します。春から気持ちの良いスタートが切れるように、今からしっかりと小学校の入学準備を始めていきましょう。
入学式はいつごろ行われるの?
小学校の入学式は毎年、4月上旬の平日に行われることが一般的になっています。特に、同じ校区内の公立小学校であれば、入学式の日程は同じ日に設定されていることが大半です。これは学校をまたぐ教師の移動をスムーズにする狙いがあるようです。
ただ、例年必ず同じ日に始まるわけではありませんので、正式な日程は事前に行われる入学説明会で確認するようにしましょう。他にも、各市町村のホームページでも前年の10月~11月頃から小学校の入学式の日程が検索ができるため、気になる方はチェックしてみることをおすすめします。
入学式の流れと必要なもの
ここでは、公立小学校の入学式当日の大まかな流れについてご紹介します。一般的に、入学式は9時頃に始まり、お昼の12時前には終わります。細かい内容や順序については各学校で違いがありますので、詳細は入学説明会で配られる冊子などを参照してください。
入学式の流れ
- 登校
- 家族みんなで登校します。この時間帯は記念撮影で混み合うことが多いです。式後でも十分に撮る時間はありますが、登校と同時に撮りたい場合はもう少し早い時間に家を出ると良いでしょう。
- 受付
- 事前にお住まいの市役所から送られてくる「就学通知書」などを受付に提出します。
- 保護者は会場へ
- 受付を済ませるとそこから子どもとは別行動になります。保護者は先に体育館となる会場などに入り、子どもたちの入場を椅子に座って待ちます。
- 新1年生の入場
- いよいよ、入学式の始まり、担任の先生や上級生に連れられて入場してきます。座席位置によっては絶好のシャッターチャンスですが、それは他の保護者も一緒。滞りなく式が行えるように、周囲への配慮を忘れないように注意しましょう。
- 開式
- 開会の言葉を始めに、式が順序よく進行していきます。一例として以下の式次第で進行されていきますが、新一年生が我慢できるよう、長くとも30分~40分程度で終わるのが一般的です。
- 開会のことば(はじめのことば)
- 国歌斉唱
- 校長のことば
- 来賓の紹介
- 1年生の担任の紹介
- 祝電の紹介
- 6年生のお祝いのことば
- 在校生による校歌斉唱
- おわりのことば
- 閉式
- 入学式が終わると、担任に連れられて1年生は教室へ移動していきます。保護者も後から教室へ移動します。
- 教室
- 全員が教室に集まると、まずは担任の先生から自己紹介が行われます。その後に、自分の席に置かれた道具箱や教科書、名札、時間割表やおたよりをもらいます。もし、配布物を一度家に持ち帰る場合は想像以上に量があるため、大きめのバッグを用意するなどしておくと良いでしょう。
- 記念撮影
- 校庭や体育館に集まってみんなで記念撮影を行います。
- 解散
- このタイミングだと、「入学式」の看板の掲げられた校門前も比較的空いています。家族で記念撮影をするならば、このタイミングがおすすめです。
子どもに持たせるもの
入学式当日に、子どもに持たせるものは何があるのでしょうか。
ランドセル
通学カバンとしてランドセルが指定されている学校の場合は、空の状態でもかまいませんので、背負って一緒に登校すると良いでしょう。
入学式後に教室で配布される教科書や道具箱類は、持参した大きめの袋があれば十分ですが、何よりも「入学式」の看板の前でランドセルを背負って記念撮影をするチャンスはこの日だけです。大きく健やかに成長した子どもとの一生の記念にもなりますので、ランドセルを持っていくことはおすすめです。
上履き
事前に購入しておいた上履きを当日持参するようにしましょう。もし忘れてしまった場合は学校に備え付けのスリッパなどを貸してもらえるはずですが、歩きにくいですし、何より子どもを恥ずかしい気持ちにさせてしまうので、前日にも入念に忘れ物チェックをしておきましょう。
親が持っていくもの
関係書類
入学通知書(通学通知書)や健康調査書など、入学説明会で案内のあった書類は、忘れず当日持参するようにしましょう。
サブバッグなど、大きな袋
入学式の後で配布される教科書などを持ち帰る際に、必要となる場合があります。ランドセルを持っていくならば中に入れて持ち帰ることも可能ですが、新一年生が背負って歩くには大分重量もあるはず。後で困らないためにも、大きくて丈夫な袋を持参しておくと安心でしょう。
マーカー、サインペン
配布された教科書などに、その場で名前の記入をする場合があります。事前に案内もあるとは思いますが、そうでなくともマーカーやサインペンは用意しておきましょう。ノートを買い増す際など、今後なにかとサインペンは使い所が増えます。
スリッパ
入学式の行われる4月上旬は、まだ肌寒さも残る季節です。特に入学式の会場が体育館の場合は床が冷たいことも多く、底の薄いスリッパだと式中に足元から寒さを感じることも。用意が間に合うならば、ソールのしっかりしたスリッパをお母さん、お父さん分用意できると良いでしょう。
飲み物
その日の気候に合わせて、温かいお茶の入った水筒やお水などを用意しておくと良いでしょう。初めての入学式ともなると親御さんも思わず緊張するものです。そんな時に一口喉を潤すことができれば緊張もほぐれます。基本的に、学校やその周囲には自動販売機は設置されていないため、あらかじめ自宅から持ち込むのが確実でしょう。
入学後に必要なもの
小学校入学後には、毎日の通学で使う用品から授業で使うグッズまで、様々なアイテムを揃える必要があります。ここでは、学校から配布されるものと、それ以外で各家庭で事前準備が必要なものをリスト形式でご紹介します。
学校によっては、各用品のサイズや色などに規定がある場合がありますので、あくまで一例として参考にしてください。
学校から配られるもの
必要なグッズ | ポイント |
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教科書 | 入学式の後に配布されます。その場で名前を記入することも多いので、マーカーを用意しておきましょう。 |
ノート | 国語や算数のノートなどが配布されます。使いきった場合は各家庭で購入します。 |
連絡帳 | 学校が家庭との連絡ややりとりを行うために使います。 |
防犯グッズ | 防犯ベルやブザー、笛などが一般的です。 |
各家庭で入学までに準備するもの
必要なグッズ | ポイント |
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ランドセル | ランドセルの指定が無い小学校もあります。その場合は肩掛けバッグなどでも構いませんが、耐水性が耐久性に優れたバッグが良いでしょう。 |
筆箱 | 小学校では基本的に鉛筆を使います。書きなれないうちはよく芯を折ってしまうので、なるべく複数本の鉛筆や消しゴム、定規などが余裕を持って入れられる丈夫なものがおすすめです。 |
文房具 | 鉛筆や消しゴム、下敷きなど。あまり消えない消しゴムを用意すると力の加減がわからずにプリントが破れてしまうこともあるので、なるべく消えやすいものを選びましょう。 |
道具箱用品 | はさみやのり、色鉛筆、クレパス、セロハンテープ、折り紙など。 |
上履き | 入学式の際にも持参すると思います。記名が必要ですが位置や大きさには学校の指定がある場合もありますので、ご注意を。 |
上履き袋 | 上履きを収納する袋。意外と上履きは汚れるものですので、袋もしっかり綺麗にできるように洗いやすい素材がおすすめです。 |
体操服 | 上は白色、下は紺の配色が一般的です。学校指定がある場合が大半です。 |
体操帽 | 裏返すことで赤と白を入れ替えられる「赤白帽子」が一般的です。学校指定がある場合が大半です。 |
手提げ袋 | 体操着や給食着などを持ち帰るために使いますので、なるべく大きめのサイズが良いでしょう。 |
給食袋 | コップやお箸などが十分入る大きさがベスト。 |
防災頭巾 | 普段はゴム部分を椅子の背もたれにかけて座布団代わりに使います。 |
雨具 | カッパや折りたたみ傘など。置き傘が推奨されている場合もあるので、その時用に折りたたみ傘を用意しても良いかもしれません。 |
雑巾 | 毎日の終業後の掃除に使います。洗った後に引っ掛けて干しておけるように、角にループの付いた雑巾が指定される場合も多いようです。 |
こんなものもあると便利
用意が必須ではありませんが、ここでご紹介するグッズも一緒に揃えておくと、何かと便利になるかもしれません。
移動ポケット
移動ポケットとは、ランドセルなどに取り付けられるようにフックの付いた小さいポケット状のバッグです。この中にハンカチやテイッシュなどを入れて持たせると、ランドセルやかばんの中で下敷きになることもなく、すぐに取り出せる、入れ忘れがなくなるなど便利に使うことができます。
クリアファイル / クリアフォルダー
学校からの大事なお知らせやテスト、宿題のプリントなど、小学生ともなると毎日持ち帰るプリントがたくさんありますが、注意しないとランドセルの中でプリントがぐちゃぐちゃに…なんてことも。
そんなときは「クリアファイル」や「クリアフォルダー」を用意しましょう。子どもにはクリアファイルを持たせ、学校からもらったプリント類は一旦全てクリアファイルに入れて持ち帰ってもらいます。
そして家では、クリアフォルダーで学校からのお知らせや給食メニューなど、保管しておくものを入れてすぐ取り出して見られるように整理すると、便利でしょう。
子どもが使っているものはあるけれど…使い回せる?
ハサミやのりなどの道具箱関係
卒園までに使い切らなかったのりや、使い慣れたはさみをまだ残しているという方も多いのではないでしょうか。もちろん、そうしたグッズは積極的に活用していきましょう。ただし、ハサミを例にすれば「はさみケース付き」が指定されている場合もありますので、事前に何が活用できそうかは入学資料をよく読んで確認しておくようにしましょう。
給食袋などの袋類
幼稚園でもコップ袋やお弁当袋を持っていた場合は、それを活用するのも良いアイデアでしょう。他にも体操服袋などの袋類は手作りされた想い出がある方も多いでしょうから、学校の指定がない限りは引き続き持たせてあげても良いかもしれませんね。
早め早めの準備を心がけましょう
幼稚園に比べて子どもができることも、学ぶことも幅広くなっていきます。その分、必要な道具もおのずと増えていきます。
特に、体操服などの学校指定品は、地域の個人店などでしか取り扱いがない場合も。入学式当日には必要がないかもしれませんが、後から慌てて購入するはめにならないように、できる時、できることからしっかりと入学準備を進めていきましょう。