平安時代に創建されたお寺で、薬師仏とそれをまつる三重塔、本堂、そして宝池を中心として極楽世界を表わした浄土式庭園があります。本堂には九体の阿弥陀如来が安置されています。浄土式庭園も平安時代に造られたもので当時を表す代表的な庭園として、国の特別名勝・特別史跡となっています。

735年に聖武天皇の勅願により、東大寺の良弁僧正が開創したと伝えられています。境内には国宝に指定されている、鎌倉時代の傑作、高さ17.7mの「五重塔」や重要文化財の「文殊堂」を始めに、数多くの重要文化財や国宝を有するお寺です。静かな境内をゆっくりと散策できるだけでなく、山の中腹にあるため、眼下に広がる景色も圧巻です。